伊藤 洋輔 院長
YOHSUKE ITO
「見立てる力」を大切に
必要な検査・治療を的確に判断する
日本獣医生命科学大学を卒業後は、インターンや大学病院で研鑽を積んだのち、2003年『駒沢公園動物病院』を開業いたしました。
伊藤 洋輔 院長
駒沢公園動物病院
目黒区／八雲／都立大学駅
- ●犬
- ●猫
「治す」という行為が好きだった
小さい頃から動物が好きで、世話をすることが当たり前だったんです。千葉の実家では虫を飼っていたり、庭で死にそうになっていた野鳥を助けようとしたり。当時は近所に獣医さんもおらず、動物病院に連れて行く習慣もなかったので、子どもながらに「どうやって治そう」と考え、図書館で関連書籍を借りて独学で治してみようと試みたことも。拾ったすずめが亡くなるとショックで、3日くらい学校を休んだりもしましたね（笑）。「治す」という行為が好きだったのと、親族に医療関係者が多かったので、自然と獣医師への道を選びました。日本獣医生命科学大学を卒業後は、インターンや大学病院で研鑽を積んだのち、2003年『駒沢公園動物病院』を開業いたしました。
ここ目黒区は、とても動物病院が一番多い地区なんです。数ある動物病院の中で、当院を選んでいただけるのはとても嬉しいこと。皆さんの期待にお応えできるよう、日々知識と情報をアップデートして診療にあたっています。
Facebookのメッセージ機能での相談も受け付けております
当院は、田園都市線「駒沢大学駅」、東急東横線「都立大学駅」それぞれから徒歩15分、駒沢通り沿いにあります。私は凝り性なところがありまして、開業するにあたっては、23区すべての動物病院に足を運び写真を撮って、立地や外観などをチェックしました。来院される飼い主さんとペットを最初にお迎えするのは、スタイリッシュさに重きを置いた待合室。素材から収納まで、1cm単位で私自らパソコンでデザインしました。私は椅子選びひとつとっても、何日もかけてコレだ！というものを捜し続けます。もし良いものがなければ決して買うことはありません。アットホームなつくりの動物病院が多いですが、「医療をする場所」ということにこだわった空間づくりを。診療前後の時間もリラックスしてお過ごしいただければと思います。
また、当院ではFacebookのメッセージ機能での相談も受け付けています。例えば、写真付きで「去勢したあとでこの部分が赤いけれど大丈夫ですか？」と相談していただければ、即時に私が返信をして、「これは夜間病院に行ったほうがいいですよ」「この症状はあと数日で治まりますよ」といった対応をすることができます。飼い主さんは来院されたときにご説明しても、やはり不安になってしまうもの。こういったツールを使い、飼い主さんとペットのフォローも行っています。
「理由のあることしかしない」をモットーに
病気全般を診るホームドクターでありたいと考えています。診療にあたっては、「理由のあることしかしない」がモットー。当たり前のことですが、当院では不必要な検査は致しません。下痢や嘔吐があったからといってそのたびに検査をしていたら、費用的・時間的にも負担がかかってしまいますからね。
そして、私が考えるホームドクターとして一番大事なことは、「見立てる力」です。必要な検査・治療を的確に判断し、自分の専門外と思ったら、ひとりで抱え込まず、然るべき専門機関と連携しながら治療を行っています。「たとえば判断が遅れて失明してしまった」など、あってはならないことですから。もちろん、当院で行える最大限の治療をしてから、出来ることと出来ないことの線引きをするようにしています。
特に力を入れている歯科治療
犬・猫の症状に幅広く対応していますが、その中でも特に力を入れているのが、歯科治療。当院では治療後に「プローブングカルテ」をお渡ししています。これは「自分が患者だったらこんな書類をいただけたら便利だな」という希望を形にしたもので、ペットのお口の中のどの歯が歯周病で、どの場所に重点をおいてホームケアをしたらよいかをわかるよう、図にしました。日々のケアに役立てていただければと思います。
また、歯科治療において、人間と動物の大きな違いはやはり「嫌がること」。それをどうフォローするかが大事になってきます。私は日頃から、犬猫に対し人間のお子さんに接するよう心がけています。そのために、評判の小児科の先生の診療方法を研究することもあるんですよ。動物も赤ちゃんも、話せない点は共通していますから。
これから受診される飼い主様へ
常に満足度の高い治療をご提供できるよう、世の中の医療の最新の流れは常に吸収していきたいです。今後の展望としてひとつ例を挙げると、遠隔診療。当院はありがたいことに、長野や九州など遠方から通院してくださる方もいらっしゃいます。そんな方々のために、今度は遠隔診療などもやっていきたいですね。歯の矯正がうまく機能しているかなど、映像を見ながらチェックできれば患者さんの負担も減りますよね。
飼い主さんにお伝えしたいことは「どんな症状でも、ご自身で判断するのではなく、動物病院にお越しください」ということでしょうか。ペットの症状は、獣医師の知識と経験ではないとわからないこともあります。お金がかかるとか、面倒という気持ちもあるかもしれませんが、まずは受診していただくことが大切。動物病院は気楽に来られる場所ということを患者さんに意識してほしいですね。気になることがあれば、ぜひ一度受診にいらしてください。いつでもお待ちしています。
※上記記事は2016.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
伊藤 洋輔 院長 MEMO
- 出身地：千葉県
- 趣味・特技：ピアノ、アート
- 好きな作家：澁澤 龍彦
- 好きな映画：「コックと泥棒、その妻と愛人」
- 座右の銘：隣人に学ぶ
- 好きな音楽・アーティスト：モーリス・ラヴェル、マイケル・ナイマン、セルジュ・ゲンスブール
- 好きな場所・観光地：フランス、ベトナム
グラフで見る『伊藤 洋輔 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 |  |
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| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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目黒区／八雲／都立大学駅
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