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木村 肇 院長

HAJIME KIMURA

心の通いあう医療連携を目指しています

木村 肇 院長

木村 肇 院長

木村クリニック

目黒区/中目黒/祐天寺駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●消化器内科
  • ●内分泌内科
  • ●健診・検診

担任の先生から歴史を守っていくのも大切なことなのだとアドバイスを受けた

木村 肇 院長

中学生の頃までは、弁護士になりたいのか医師になりたいのかは半々くらいの感覚でした。その気持ちが医師へと向かうことになったターニングポイントは、中学3年生のときに担任の先生からいただいたアドバイスだったように思います。実は私の家系をさかのぼると、江戸時代に医学を学んだ先祖様がいて。それから代々、医師を続けている家系なのです。担任の先生は歴史を守っていくのも大切なことなのだと。アドバイスもあり、駒場東邦高校を選んだことで、私の進路はほぼ決まり、東京医科大学に学んで医師となりました。

医師になった当初は整形外科専門医となるべく経験を重ねていましたが、高血圧や狭心症を患う父をケアするために、息子としてすべきことがあるのではないか、と考えるようになったんです。ちょうどその頃、昭和大学藤が丘病院で日本初のレジデント制度が導入されると聞いて手を挙げ、お世話になることができました。そうして病院に寝泊まりして訓練を続ける日々が始まりまったわけですが、ある教授との出会いが今の私へとつながることになります。内分泌代謝学の第一人者であった教授は、「優しさの塊」のような方で(笑)。この人のもとで修業をしたい、一生ついて行きたい、と思うほどその人柄に惚れ込み、内分泌代謝科へと舵をきりました。

このクリニックだけでなく、目黒区全体の医療環境が向上するよう、尽力したい

木村 肇 院長

当院は東急東横線「祐天寺駅」から歩いて5分ほどの場所にあります。実はこの場所には以前父の外科医院があったのですが、気難しいところがある父は、患者さんと上手くいかないことも多かったようで。医院の経営が危なくなり、私が引き継ぐことになったんです。私としてはまだまだ大学病院でやりたいこともあったのですが、「木村外科医院」から「木村クリニック」へと名称を改め、心機一転再スタートをしました。そしてその後も、1年に1つずつでも何かを改革していこうと決めて。築50年にもなる院内をバリアフリー仕様にしたり、受付を開放感のあるオープンカウンターにしたり。やることがなくなると、私が毎朝コーヒーを淹れて、患者さんにお出ししたりして(笑)。今は医師会の会長として飛び回ることも多く、なかなかコーヒーを淹れる時間がとれませんが。このクリニックだけでなく、目黒区全体の医療環境が向上するよう、尽力したいと考えています。

大きな病院と個人クリニックの中間的な役割を担うこと

木村 肇 院長

私が目指すのは、大きな病院と個人クリニックの中間的な役割を担うことです。普段の生活のなかで不調を感じたとき、簡単な症例であれば通いなれた個人病院で治療することができますが、何か難しい検査をする場合などは、時間をかけて大きな病院へ出向かなければならない。2つの病院を行き来しなければならない、患者さんの負担は大きなものがあると思います。そのため当院では胃、大腸検査やエコー検査などについて、それぞれ専門性の高いドクターを招き、個人のクリニックでありながらも質の高い医療をご提供しています。

また、来院された患者さんが最良の治療を受けられるよう、必要ならより高度な治療への道筋をつけてさし上げるのが、私たち「かかりつけ医」の役割。正しい診断のもとに適切な医療環境へとつなげることこそが、患者さんの利益につながるものと考えています。とは言っても、ガンなら国立がんセンター、血液の病気なら日赤医療センターへ、と判を押したようなご紹介をすることはありません。患者さんをご紹介する先の顔がわかり、先方も私の想いをくみ取ってくださるような、心の通いあう医療連携を目指しています。そのため私は、週に5日位はいろいろな講演会には積極的に顔をだし、講師の方と挨拶をかわし、医師同士のネットワークづくりを怠らないようにしています。午後10時までが勤務時間だと話す私に、妻は「亭主元気で、ずっと留守がいい」なんて言いますけれど(笑)。内科医は知識だけでなく紹介先があってこそ、という考えのもと、今後も信頼できるドクターとの親交を深めていきたいと思っています。

私たちのパフォーマンスで、エネルギーを患者さんに届けたい

あるデータによると、内科を受診する約半分の患者さんは、精神的に病んでいるそうなんです。気持ちの浮き沈み、憂いや悲しみが、体の不調につながっている、というわけなんですね。ですから私たちは、患者さんの心のケアもしてさし上げなければなりません。受付スタッフやナースの笑顔、診察時の医師によるアイコンタクトや笑顔。クリニックという舞台における私たちのパフォーマンスで、エネルギーを患者さんに届けたいと思っています。

また、患者さんが主体的に治療に取り組んでくださるよう、必要な声かけやご説明をすることも心がけています。糖尿病をはじめとする生活習慣病の患者さんにはよく「長丁場になりますが、おおむね良い状態で」とお話することがあります。生活習慣病の多くは自覚症状がない分、患者さんご自身の頑張り次第で寿命が10年変わってくるもの。道を歩く主役は患者さんで、私は信号機のような役割です。(笑)ときに注意を促したり、ドクターストップをかけたり。健康な毎日を送るための道案内をさせていただいている、という感覚でいます。

これから受診される患者さんへ

私は内科医として10年先を見据えた治療、薬選びをしています。安心して服用を続けられる薬か、ワンポイントに服用すべき薬か、などをしっかりご説明し、必要最低限の投薬で抑えるようにしています。こうした考えは、国の医療費削減につながる部分もありますが、医師会会長としても、目黒区の医療環境を他区の模範となるレベルに引き上げたいと考えています。目黒区医師会がより魅力ある組織となって優秀なドクターたちの交流をサポートすることで、区民のみなさんにとって、分かりやすい・親しみやすい医療環境を整えていきたいと思います。

※上記記事は2015.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

木村 肇 院長 MEMO

  • 出身地:宮城県
  • 趣味・特技:スキューバダイビング、ゴルフ、スカッシュ
  • 好きな本:推理小説
  • 座右の銘:一切は鏡である
  • 好きな観光地:ペリリュー島、ポナペ(ミクロネシア連邦)

グラフで見る『木村 肇 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION